脳神経内科

脳神経内科では脳や神経に関わる様々な病気を扱います。
具体的には頭痛、認知症、けいれん、パーキンソン症候群、脳梗塞などの診察・治療を行います。
頭痛には予防薬があり、予防薬により頭痛の頻度をへらし、生活の質を向上させることが期待されます。近年、予防効果の高い注射薬なども登場しております。


●片頭痛 予防薬の種類
①ミグシス・インデラルなどの降圧薬
片頭痛の機序のひとつとなる血管収縮をおさえる目的で使用される薬です。血圧をさげ 
る作用は非常に弱く、降圧薬として使用されることはあまりありません。

②デパケン・トピナなどの抗てんかん薬
てんかんと比較し、少量を使用することが多いです。頭痛の原因となる三叉神経の興奮を抑えます。

③トリプタノールなど抗うつ薬
筋緊張性頭痛(肩こりによる頭痛)でも使用します。

④呉茱萸湯(ごしゅゆとう)・桂枝人参湯(けいしにんじんとう)など漢方薬
体質にあわせて使用します。

⑤CGRP抗体・CGRP受容体交代
あたらしく使用されるようになった皮下注射薬です。
上記のような飲み薬でコントロールが困難な場合に使用します。アジョビとエムガルディという薬があり、アジョビは4週間毎に1本もしくは12週間毎に3本を皮下注射します。エムガルディは初回に2本、その後は1か月毎に1本使用します。
高価な薬ですが、予防効果が高く、まず3か月使用してその後に継続するかどうかの判断をしていただきます。

予防薬により、頭痛の頻度が減ること、頭痛の程度が軽くなること、また鎮痛剤の効果がでやすくなることが期待できます。
頭痛でお悩みの方は我慢せず、お気軽にご相談ください。



基幹病院と連携をとり、必要に応じてMRIやCTなどの撮影、確認もいたします。
脳神経内科疾患では診察が重要となりますので、丁寧な診察と説明を行い、治療や患者さんやご家族の手助けができるよう努めております。


頭痛で困っている、めまいがする、もの忘れが気になる、手足がしびれる、手足や頭にふるえがあるなど気になる症状のある方はお気軽にご相談ください。

脳神経内科の診察をご希望の方は、月・金・土曜日の午前中にご来院ください。

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